「日本人の覚醒」とはいったいどう言うことか

みらい予想図
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眠ったままの日本人、覚醒していない日本人 など

割とよく耳にしたり、

目にしたりする人も多いかと思います。

けれども 眠ったままってどう言うこと? 

覚醒ってどうすればいいの?

何か特別な修行が必要なの? 

松果体を活性化させなきゃいけないの?

宇宙と繋がらないと行けないの?

などなど、さまざまな疑問が沸いたり、調べに調べた結果 

自己流で色々なことに取り組み、

挑戦されているかたもいらっしゃる事でしょう

それはそれで、行動に移し、大変素晴らしい事です。

今まで通り、日々をやり過ごしている人とは

比べ物にならない覚醒なのかもしれません。

イキイキと楽しく過ごせれば、何よりだと思います。

ただ、わたしは最近思うんです

「覚醒しましょう」「覚醒する事が大事」

 と言う、ちょっと抽象的な言い回しで

具体的な部分を誤魔化し、

ボヤ化してしまっているのでは無いかなと。

日本人が眠ったままだと言われるその理由を

もう少し、具体的に表してみたいなと思います。

浅はかだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

結論から言いますと、いわゆる

覚醒した状態とは、

一人当たりの労働生産性が

世界的に見て高いこと伸びている事

だと捉えると、とてもわかり易いなとわたしは考えています。

✴︎労働生産性の国際比較 本文ダウンロード(PDF:2.4MB)

読むのがちょっと面倒だな、と思う方でも

ざっくりと上記資料の語尾の部分を見るだけでも解るように、

●1970年以降、最下位の状況が続いている。

●1970年以降、最も低くなっている。

●OECDに加盟する主要31カ国の中で16位にとどまっている。

と、決して良い状態であるとは言えない事が一目瞭然だと思います。

これこそが

日本人眠っている 

覚醒していない

と言われる具体的な理由であり、

根拠であると言えるとわたしは思います。

もう少し噛み砕いて言えば、

労働生産性の高い国の人と、日本人が、

同じ1時間働いたとしたら、

労働生産性の高い国の人は、

日本人よりも、より多くの豊かさを産み出せると言う事です。

それほど、日本人は

効率の悪い働き方をしている(させられている)人が多いと言う事です。

もちろん、ここでは心の豊かさなど、

精神面をまるで無視したかのように

経済的な豊かさに着目してはいますが

終戦1945年以降から2000年ごろまでの、大きな経済成長の後から

心の豊かさが失われて行ったゆえの経済の衰退

だとも言えると、わたしは思うのです。

学校の勉強をたくさんして

良い大学へ入って 

良い企業へ入って

特に大きな夢を持たなくても

安定した収入を得られることこそが成功

ほんの少し前まで、こんな考えを子供に教え込む親もたくさんいましたよね。

いや、今もその考えが受け継がれてしまっている家庭も

少なくは無いのかもしれません。

しかし、そんな、夢を持たなくて良いような時代は

すでに終わっています。

2000年ごろまでの経済成長と最初言いましたが、

日本の人口推移についても2000年がピークで、

以後、これまでにないほどのスピードで人口は激減しているのです。

わたしたちは、これまでに無い、激動激変の時代に

今まさに直面し、生きている事を強く自覚しなくてはなりません。

そして、この時代のこの日本に生まれてきた事にも、

意味を見出して、楽しみを見つけ、

本来の活き活きとした

自分の個性そのものを、潰されてきた事を自覚し

それを、必ず取り戻す必要があるのです。

みんなと同じような無難な夢

学校で教えられた常識

世間一般的な無難な

誰から見ても幸せそうに見える表面上の幸せ

どれもを、間違いだと言い切ることは出来ませんが

それが本来の自分を失ったゆえに導かれたものでないか?

今一度振り返ってみる人が増えたら

どんなに豊かな、

今よりももっと笑顔の耐えない日本になるだろうと 

夢が膨らみます。

植松努さんの空想教室という書籍によると

アメリカの辞書には

夢とは、、、強く願い努力すれば実現できるもの

とあり、

一方、日本の辞書には

夢とは、、、叶わないもの。儚いもの。

と、書かれているのだそうです。

知らず知らずに、わたしたちは、

夢は諦めるものだと植え付けられ、

叶えられそうな夢しか見てはいけないものだと

植え付けられて来たのだと思います。

最初に例をあげた、日本の労働生産性の低い推移を見ると

日本人はまだ本気を出して

自由や幸せを手に入れようとはしていない

と、言えると思います。

一人でもたくさんの人が、大きな楽しい素敵な夢

まずは描くことが いわゆる覚醒への第一歩だと思います。

そして、長期にわたる夢を描くことが難しい人は、

ただその日1日でも良いので

 「今日の夢」「今日の目標」

を掲げて過ごす事は、とても大切な事だと思います。

その日1日を、自分が豊かに生きるための目標を

誰もが考えて良いのです、描いて行動に移して良いのです。

労働生産性、と言うと、

言葉尻だけのイメージだけで捉えると

一生懸命労働する事、

ひたすら頑張って企業のいいなりになって尽くす事で

上がるのでは無いか、と錯覚しがちですが、

わたしはそうでは無いと思います。

皆、自分の幸せのために夢のために、

「効率を上げる事」を工夫し、考えて良いのです。

そうしていくうちに、脱サラして起業する人なども

出てくることもあるでしょう。

何かを叶えたい、と言う想いがまずあって、

そのために行動を起こすことで

たとえ、目標に手が届く一歩手前で終わるとしても、

日々の幸せも向上し、

みんなが自分自身のために楽しく生きられて

「眠った日本が目覚める」「覚醒した」

と言う状態になる事ができるのです。

戦後の高度経済成長の時とは

物理的な状況は、大きく違いますし、

働き方や、テクノロジーの面でも大きく違います。

しかしながら、日本を復興させるという部分では、

戦後の人たちの心のあり方を取り入れて良いとわたしは思います。

でも、それは、

極端に物のなかった戦後の、物質的な事を叶えるパターンよりも

もっと軽いイメージを持っておくこともポイントだと思います。

好きな事をとことんやってみる。

好きが見つからないなら、我慢をやめてみる。

週に3日は、心からやりたい事だけに集中してみる。

など、自分の豊かさを、皆が考え、

叶えようとする時間が増えると、わたし自身もとっても生き易くなるなあ。。。

そう思いました。

コメント

  1. アキラ より:

    戦後から現在まで70年以上経て、日本人は働きすぎてるなぁ。この事に気付かされ「ハッと!」しました。働いている人達からすれば当たり前の事で、お金を稼いで生活し、子供を育て、余暇を楽しみ、老後に備える。今の生産性から考えれば日本人の多くが余暇を楽しむ「金銭的余裕」が無い人が多いんでは?お金の使い道として最後に回される余暇。
    もちろんお金をかけずに楽しむ事もできますが….生産性が上がれば全てにゆとりも生まれる、目覚める。心も豊かになる。この発想は気づかなかった。気づいて良かった!

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